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用言活用表

動詞

  1. 四段、ラ変、ナ変、下一段は口語五段に相当。
  2. 上一段、上二段は口語上一段に相当。
  3. 下二段は口語下一段に相当。
  4. 表中下線部は古語。
種類 基本形 語幹 未然 連用 終止 連体 已然 命令
四段 動く 「うご」
泳ぐ 「およ」
越す 「こ」
持つ 「も」
思ふ 「おも」
遊ぶ 「あそ」
住む 「す」
乗る 「の」
ラ変 有り 「あ」
ナ変 死ぬ 「し」 ぬる ぬれ
下一段 蹴る (け) ける ける けれ けよ
上一段 着る (き) きる きる きれ きよ
いさちる 「いさ」 ちる ちる ちれ ちよ
似る (に) にる にる にれ によ
干る (ひ) ひる ひる ひれ ひよ
見る (み) みる みる みれ みよ
射る (い) いる いる いれ いよ
居る (ゐ) ゐる ゐる ゐれ ゐよ
上二段 起く 「お」 くる くれ きよ
過ぐ 「す」 ぐる ぐれ ぎよ
落つ 「お」 つる つれ ちよ
恥づ 「は」 づる づれ ぢよ
恋ふ 「こ」 ふる ふれ ひよ
延ぶ 「の」 ぶる ぶれ びよ
恨む 「うら」 むる むれ みよ
悔ゆ 「く」 ゆる ゆれ いよ
降る 「お」 るる るれ りよ
下二段 (う) うる うれ えよ
解く 「と」 くる くれ けよ
下ぐ 「さ」 ぐる ぐれ げよ
寄す 「よ」 する すれ せよ
交ず 「ま」 ずる ずれ ぜよ
当つ 「あ」 つる つれ てよ
出づ 「い」 づる づれ でよ
尋ぬ 「たづ」 ぬる ぬれ ねよ
(ふ) ふる ふれ へよ
調ぶ 「しら」 ぶる ぶれ べよ
止む 「や」 むる むれ めよ
消ゆ 「き」 ゆる ゆれ えよ
離る 「はな」 るる るれ れよ
据う 「す」 うる うれ ゑよ
カ変 (く) くる くる くれ
こい
こよ
サ変 (す) する すれ せよ
論ず 「ろん」 ずる ずれ ぜよ

形容詞

  1. カリ活用は形容動詞を参照。
  2. おしなべて、ク活用が客観的状態を、シク活用が主観的感情を表す。
種類 基本形 語幹 未然 連用 終止 連体 已然 命令
ク活用 清し 「きよ」 けれ
シク活用 嬉し 「うれし」 けれ

形容動詞

  1. カリ活用は形容詞連用形にラ変動詞「あり」の続くる形。
種類 基本形 語幹 未然 連用 終止 連体 已然 命令
カリ活用 美し 「うつくし」 から かり かり (かる) (かれ) かれ
ナリ活用 麗かなり 「うららか」 なら なり
なり なる なれ なれ
タリ活用 堂堂たり 「どうどう」 たら たり たり たる たれ たれ

制作・著作/香倉外骨  2003/03/08初出
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