或阿呆の日記

― 二人の思いが変わらなければ、いつしか人生が開けると、当てもなく信じていた ―


  2020/03/31 22:46 更新  
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参月

参拾壱日

ツイッターというのは短文で、次々の色んな人の色んな言葉が流れてくるから、真剣に読まずに流し読むのが正しい使い方なのかも知れない。

けれどそういう現代的な考え方はできず、一種のケチで昔気質、一言一句、タイムラインの全てを漏らさず読まんといかん性分につき、きっちりたどって読まんといかんし、そうできるようにツイート過剰な人はフォローを外したりしていた。

故に自分と全く違う考え方であったり、不快に思ったり、そういうツイートは無視することもできず、読みながら、うへぇと思っていた。思っているうちに、フォローを外そうかと考えるようになった。だけど不思議なもので、何度も読んでいる内に、まあそういう考え方もあるのかな、部分的には正しいかな、見方を替えればそういう立場もあるな、と思わされるようになってくる。

恐ろしいことだと思った。真偽不明の情報の羅列、自分の意見とは反対の文字。どちらかというと頑固と思っていた自分が、たかだかそんな情報の渦に影響され、一部は信用してしまうようになるとは、我がことながら驚くべきことであった。

ならば自分の好きな、甘い意見ばかりのツイートを眺めていたらどうなるだろう。そりゃもう、妄信して深みにおちいってしまうに違いない。それは怖いことだ。うん、それを避けるためにも、反対意見のフォローも念の為、残しておこう。

閑話休題。

昨今のコロナパニックにより、ツイッターはコロナまつりで、それ以外の日常をつぶやいたゞけで批判されたり、真偽不明の情報の渦にまみれて、もう嫌になっちまう。災害のときは、停電や通行止め情報など、ネット社会の良さも感じたけれど、ことCOVID-19の感染に関しては、たゞパニックがパニックを煽っているようにしか見えない。そして自由闊達な意見や、楽観思考は封鎖され、相互監視の世界が構築される。

自粛を要請? そんな馬鹿な言葉を何の疑いもなく使い、何の違和感も持たずに報道する。一億総ツイッター化でもしたかのような、衆愚の極みではないか。そして自粛しないといけない空気が流れる。満員電車に乗ることは疑問に思わず、たとい疑問に思っても続けて、それでいてナイトクラブやバーは危険と、コンサートは辞めろと声高に叫ぶ。そんなやからには、とりあえず自粛を広辞苑で引けよ、と云いたい。「自粛を強制」される恐ろしい世界。

その流れで、総務省が携帯電話会社などに人々の位置情報や検索履歴を提供するよう要請したという。しかも法的拘束力なしに。「現行法の中で合法的に協力可能な会社に手を挙げていただきたい」とは何というコメントであろう。むしろ総務省はそういうことを規制し監視する立場であろう。むちゃくちゃだ。これを無茶苦茶と思わず、したり顔でのたまう大臣。そう思っていると、ラインでは厚生労働省からのアンケートが勝手に送られてくる。何だこりゃ。

新型コロナよりも、コロナパニックが怖い。 [107287]

弐拾壱日

時節柄、詳しい記述は省略して、

満席近い客席。マスクをつけた観客が揃って一点を見つめる。舞台の上の踊り子。きらびやかな照明、音響、そして汗を、マスクをつけた観客が皆そろって一点を見つめる。

その情景が何故か美しく思えた。世紀末、サイバーパンクの如く、映画のワンシーンのように。熱意と熱情が弾けこだする空間に、この身をまかせて、たゞ心を踊らせた。 [107267]

弐拾日

新幹線バリ特こだま。新大阪から小倉まで六千三百円という破格の値段である。

新大阪駅。余裕をもって到着。十時三十二分発のはずだが、なかなか電車がこない。ダイヤが乱れているようだ。ひかりレールスターが到着。車内整備の上、折返し、こだま号となる。少しばかり遅れて出発する。

指定席は横に四席のゆったりの席配置。まるでグリーン車。グリーン車に乗ったことないので知らんけど。快適である。たゞ、勿論こだまは各駅停車、そして停まるごとに通過待ち。走っている時間と止まっている時間が半々ぐらいのイメージ。車内販売がない。停車中、駅のホームに降りた所で、大概の駅はジュースの自販機があるぐらい。

BLの校正などしながら、余りの感動に泣きながら、ゆったり過ごす。ビールを呑みながら、リラックマパーカーでBLを読んで泣くおっさん、こりゃ危険人物、ぜったい話しかけたらあかんやつや。

昼過ぎ、新大阪駅で買ってきた弁当を開く。チキラーハウスのチキ弁である。まあ、想像どおり、見た目どおりの味。それなりに旨いけど、それなり。どっちかいうとビールが欲しいけれど、すでに飲み干してしまってない。残念。

などと食べ終わっていたら広島駅に停車する。こゝでも勿論通過待ち。目の前に売店。やはり大きな駅には売店があって、ならばやむなしとビールを買いに行く。弁当はもう少し待っておけばよかったな。予定通り午後二時五十四分、小倉駅着。ホテルチェックイン後、目的の場所へ。

かくしてA級小倉劇場に到着。夙に四時前であったが、押していたようでまだ一回目が終わった所。二回目が始まろうという感じ。

だいぶ昔に一回来たゞけで、余り覚えていないため、新鮮な気持ちで場内を見渡す。なかなかの混み具合。ほゞ満席と云ってよかろう。コロナパニックの所為でがらがらの晃生を見た後なのでびっくりする。両側の壁に昔の写真が飾られている。舞台の形が独特である。本舞台があって短い花道、そして盆、さらに花道の延長が飛び出ている。四角、盆、四角の形状。なかなか椅子の配置も見やすい。良い。たゞ気になったのが盆の回転で、何かぎこちない。不安定で不安になる。止まりそうな感じで不意に揺れる。見てゝ気になるし、踊りにくそうに見える。これは頂けない。

そんなA級小倉劇場が自信と確信をもってお贈りする開館三十八周年記念興行、三中楽日となる本日の香盤は、ゆきみ愛→黒井ひとみ→鈴木千里→ALLIY→小宮山せりな。進行は、二回目バラシ。三回目は三一一、たゞし一番はポラなしのダブルポラ。各回最後はアトラクションとしてじゃんけんで無料券、合ポラ、募金コーナー、パチンコフィナーレあり。四回目はバラシ。

一番、ゆきみ愛嬢。二十六周年というから凄い。二回目と四回目は、しなる棒をムチのように、或いは剣のように使った演目。三回目はシルバーのタキシードが印象的な演目であった。

二番、黒井ひとみ嬢。二回目と四回目は乳酸菌レディーな演目。三回目、赤いドレスの演目で、なかなか素敵だったが、途中で曲が止まってしまうトラブルあり。さすがA級小倉と評すべきか。

三番、鈴木千里嬢。当然ながら本日来訪の主目的である。二回目と三回目、十一周年作。三回目、レモン。相変わらず素晴らしいステージ。ひと月ぶりの千里嬢は、やはり鋭くて美しかった(が…東洋の方が合うてたかも)。ポラ時に何故か「前乗り?」と尋ねられる。いや、そりゃ、まあ、明日も来ますけど、なぜか別の踊り子さんをメインに追いかけていると思われているような気が。なぜ。

四番、ALLIY嬢。二回目は仕事終わりのビール演目。涙を流しつゝ、最後にアサヒビール一缶を飲みきった。いゝ呑みっぷりである。楽日につきキイロイトリは送ってしまったとの談。心ゆさぶられる素敵な演目である。三回目は盆から始まる、ザ・踊り子というべきステージ。四回目、赤黒の振り袖風からボンテージと展開する。

五番、小宮山せりな嬢。二回目はゾンビ。リングを使った演目で引き込まれる。これは必見、見応え充分。三回目、うさみゝでルーレットを回す演目。ノリノリの曲で楽しい。四回目、最後はトイレから登場。凄い。和プロレスからのマラカス。めちゃくちゃ楽しい。キレキレでノリノリで、劇場を揺らしていた。最後はだいぶ押したので、オープンショーはエア手拍子で終演。

そんな小倉の街は、路上でパックの焼酎で宴会するおっさん連中などおって、とても素敵な夜であった。 [107217] web拍手する

拾八日

あたゝかい。春の陽気を感じる。なのに世間ではマスクの人たちが溢れて、まるでこゝは病院かと思わせる。えらい世の中になったものである。

十時ぐらいに難波に着く。電気屋に行こうと思っていたのに、エディオンもビックカメラも十一時まで営業自粛。コロナパニック恐るべし。一時間遅らせたところで何の意味が。なんばウォークも同様、さながらシャッター通りの様相を呈す。世紀末かよ。飲み屋は諦めて道頓堀神座でラーメンを食う。

そして今年はじめての布施へと足を踏み入れる。目黒あいら嬢も出演されているので、コロナパニックで空いているらしいし、行くなら今週しかないと。

かくして晃生ショー劇場へ入場。本日の香盤は、栗鳥巣→神崎雪乃→夢乃うさぎ→宮野ゆかな→目黒あいら。一回目から二回目まで。

十二時十五分の開演時には一桁しかいない。徐々に客数は増えたけれど、それでも二十人に満たない。いつ入場しても余裕でかぶり席に座れてしまう状況。コロナパニック恐るべし。これはなかなか厳しいと云わざるを得ない。心配である。感染症対策か、開演中も窓が半開きで、太陽の光が場内をぼんやり照らす。真っ昼間から太陽の下でオープンショーとか、なかなかの背徳感ではないか。これはこれで悪くない。しかも今日は温かいので、ぜんぜん寒くない。空いている割に女性客が多い。不思議な雰囲気。

一番、栗鳥巣嬢。ツイッター等々で色々情報は仕入れていたが、初見。一回目「イこうぜ☆ストリップ」は普通に始まって、普通に踊っていたと思っていたら、ロープで吊りなどして大技を繰り出す。が、こゝまではすべて前座だった模様。曲のボリュームが下がって口上が始まる。おもむろに色紙と筆が用意されて、あゝ、なるほどこれが噂に聞く「おマン画」か。凄い。東洋では絶対に見れないノリと云えよう。二回目は掃除婦の姿で登場。なるほどこれが噂に聞く「おそうじオバチャン」か。面白い。ちょっと展開が意味不明というか、適当というか。まあ、深く考える演目ではないのだろう。

二番、神崎雪乃嬢。まさご座や大和で見たことがあるけれど、こゝでは初めて見る。晃生所属であることは知らなかった。いつもの感じで踊って、何か短いなあと思っていたら、唐突にタッチショーが始まる。あ、そうなんですね、という感じで、すみません、ぎこちない手付きで。タッチ童貞なもので。

三番、夢乃うさぎ嬢。どっかで見たことある気がするのだが、記憶にあるのに記録にない。どうも初見のようだ。可愛い。どうやら去年デビューらしい。そりゃ初見に違いない。でも既視感。可愛い。けっこうしっかり踊る。要所要所が決まっていて見応えある。うん、可愛い。

四番、宮野ゆかな嬢。東洋では何度か見たけれど、晃生では初めて見る。そりゃそうか、初乗りらしいので。相変わらずのダイナマイトなボディ。そして妖艶な表情。いつ見ても惹きつけられる。素敵なダンスでごりごり見せて、観せて、魅せてくる。よき。

五番、目黒あいら嬢。一回目、オリエンタルな衣装。和装という感じだけれど。何度か見たことがある演目で、三味線の音色が印象的。やっぱり素敵だな。二回目はうってかわってヒップホップ系。素晴らしいダンス。あいら嬢はやっぱり格好よくて、ダンスを見ているだけで幸せな気持ちになる。心なしか、今日はすこぶる機嫌が良いようで、見るからに楽しそうに踊っていたから、こっちも頗る楽しくなった。

フィナーレ。時間に余裕がある所為であろう、いつもより持ち時間が多いような気がする。特に二回目、目黒あいら嬢が一曲まるまる踊り切った。出番終わってからの追加の一曲。眼福である。

フィナーレ後、場内全ての窓を全開にする。これまた、なかなか見れない風景。一見の価値あり。さあ、皆して行こう、晃生へ。 [107018]

拾六日

アップグレードキャンペーンなるものに、まんまと乗せられて、Ableton Live 10 Standardを買ってしまう。税込三万八千八百円。一人だけでも経済を回そうと。

付属のパックもすべてインストールする。ピアノを選択するだけで素晴らしい音色を奏でる。いや、もうこれ、おまけレベルじゃない。今どきの付属音源ってこんなにクオリティ高いんだ。さすがだな。まあギガサンプラーで驚愕していた時代は今や昔、余裕でギガ超え。こりゃハードシンセが廃れる訳だ。

こうなってくると本格的な鍵盤が欲しくなるけど、それはお金よりも置き場の問題が浮上してしまう。 [106976]

拾五日

コロナパニックには色々と思う所があって、今の時点で致死率なんて分かるはずもないだろうし、弱っている高齢者ばかり死ぬなんて普通のことだし、マスクは意味ないだろうし、病気よりも経済の停滞の方が人類の毒だろうし、色々と思う所があるけれど、それはそれとして、

少しだけ東洋ショーへ。一日に行ってから半月ぶり。それほど空いたという程でもないけれど、こゝのところの訪問ペースから云えば、久しぶりと云っても過言ではあるまい。本日の香盤は、桜庭うれあ→浜野蘭→伊東紅蘭→楓彩→大見はるか。一回目一番から二回目二番まで。いずれも二二一進行。ガラガラという訳ではないが、日曜にしては空席が目立つ。舞台両脇に次亜塩素酸なるものが吹き出る加湿器が設置されていた。意味あんのかね。ま、安心よりも安心感が大事な訳で。

一番、桜庭うれあ嬢。一回目「もも」は桃色ファンタジーな演目。トップらしくノリノリで明るい。表情も明るい。ベタな構成だけど、一挙手一投足が美しく切れ味があって素晴らしい。二回目「てるてる」はてるてる坊主な演目。カラフルな傘を回したり、畳んでバトンにしたりと、変化も楽しい。素敵な表情、多彩なダンス、切れ味あるステージ。うん、うれあ嬢を見ることができたゞけでも充分に来た甲斐があったな。

二番、浜野蘭嬢。一回目「白雪姫魔女編」は、カルミナ・ブラーナの荘厳な雰囲気で始まる。ひらっと花びらが舞う。凝った衣装で、素晴らしいダンスを披露。特にベットに見応えあり。二回目「タマミツネ」で新作とのこと。頭に耳のカチューシャ、打掛の和服で登場。和風で行くかと思えば、けっこうなかなかごりごり踊る。シャボン玉の演出も面白い。オープンショーではモップでステージ掃除。こういう掃除風景を見るの、結構好きなんだよね。両方ともいゝ演目だ。

三番、伊東紅蘭嬢。一回目、えゝっと、これが新作の「Flower fairy」であろうか。記憶力がないので、はっきりしたことは分からないけれど、たぶん初めて見る演目のような気がするので、たぶんそうだと思う。思えば紅蘭嬢は今年早くも六度目。数えてみたら今年一番見ていることになる。まあ東洋メインで行っているとこうなるかな。

四番、楓彩嬢。一回目「一周年作」。なるほど、三頭で一周年だったらしい。まだ一周年だったのか。割と見た気がするので、そんなふうに思っていなかった。初めて見たのが去年五月の川崎。これはほとんど新人だった訳か。それを思うと、この一周年作は成長したなあと思う。

五番、大見はるか嬢。一回目「キンキーブーツ」は何度か見たけれど、相変わらずノリノリでいゝ演目。途中でいつものオープンの曲が流れるので、あれっと思ってしまうのが、また楽しいポイントである。

しかし、何だかんだで、五人とも見たことのある方、というか、よく見る方。東洋は同じ踊り子がよく出演する気がする。人気があるからなんだろうけど、五人の内一人ぐらいはちょっと変化球があってもいゝと思う。

えーと、黒瀬あんじゅとかどうですか? [106958]

九日

いつも、ありがとー。当たり前と思っている日常は、一つ一つが誰かのおかげで成り立っています。感謝の気持ちを忘れずに。三月九日は感謝の日。

パンデミックというよりパニック状態。何だこれ。プロ野球の二十日からの開幕を延期するという。いやいや、まだ来週の話なのに、早々に延期を決めてしまった。じゃあいつになったら開幕するというのだろう。来月になってもCOVID-19感染者は次々に出てくるに違いない。伝染病なんだからね。何を待って開幕に踏み切る。

ライブハウスでクラスター発生とかいうけど、そこらの満員電車で無作為に百人ぐらい選んで、COVID-19検査して欲しい。それで誰も陽性にならなけりゃいゝけど、そうはならない可能性もある訳で。もはや当たり前にありふれた病気になっているのかも知れないし。 [106843]

八日

イオンはそこそこ人がいる。もっと空いていると思ったけれど、やっぱり他に開いているところも少ないから、それなりの集客があるのだろう。ゲームコーナーは閉鎖されていり、閉店が八時に早められたりと縮小モードである。

久しく立ち入っていない楽器店に入る。KORG microKEY-25の税込六千六百円で購入する。例によって形から入る。USBケーブルが左側にある関係で、少しばかり机の上の配置を見直し、キーボードとキーボードを縦に並べる。うん、それっぽい。

まだまだAbletonは使いこなせてないけれど、キーボードから音が出せるようにはなった。やっぱり音楽はいゝなあ。好きだなあ。 [106829]

七日

とりあえず昔買ったオーディオインターフェース付録のAbleton Live 10 Liteをインストールしてみた。元は古いバージョンだったけど、最新バージョンで認証ができる。使えそうだったらアップグレードするかも知れない。

四日

AKG K240 MKIIを購入、八年ぶりにヘッドホンを新調した。サウンドハウスで税込九千百八円とすごく安かった。一万円を切ってくるとはね。 [106757]

参日

いつも季節の変わり目に風邪を引く。それも長い風邪を引く。なのですごく気をつける。睡眠をとって、暖かくなってきても厚着を続けて、それでも鼻水が出て、くしゃみが出てくる。体が弱い。本当に、体が弱いと思っていた。

それって単なる花粉症なんでは、と云われた。いやいや、風邪なんよ。それも長引く。咳が出て、花が詰まって、目がしょぼしょぼして、風邪やね。そしたら、それ、典型的な花粉症やんと云われた。

確かに朝起きて、今日は目が痒いし鼻が詰まると思って花粉症情報を見ると、今日は飛散量が多いとの表示。おゝ、何ということだ。余には敏感なセンサーが装着されていたのだ。なるほどこれが花粉症ということなのか。

一度納得してしまうと、これまで風邪と思っていた症状が風邪でないと分かってしまうと、むしろかえってしんどく思ってしまう。なぜ風邪でもないのに、気をつけいようがないのに、息苦しくて、花が詰まって口で呼吸して、その所為で喉も痛くなって、いやこれ、ほんま、しんどいやん。

しかも昨今のCOVID-19パニックを鑑みるに、たゞ咳をするだけで周囲にものすごく睨まれるという。何だこの二重苦は。

ということで、同僚の勧めもあって、帰りに薬局によってアレジオン20というアレルギー性鼻炎の薬を買う。抗ヒスタミン剤。一日一回で効くらしい。十二錠で約二千円となかなかのお値段だが、背に腹は代えられない。はてさて、効果の程は如何。 [106741]

壱日

スーパーや薬局には人が殺到し、マスクがなくなり、トイレットペーパーがなくなり、なのに街には人が少なく、飲食店はがらがら。パンデミックというよりは単なるパニックと評すべきかも知れない。COVID-19感染者は魔女で、ちょっと咳き込むだけで魔女裁判が如く。

そんな世相にあっても、余は努めて平常運転、朝から飲みに行くことにしよう。今日はなんばの書店に寄りたかったので、天満直行ではなくなんばへ。午前十時に開いている店は限られている。立呑みの赤垣屋は結構な混雑だったので見送って、初かすみ酒房で座り呑み。瓶ビール、初霞純米吟醸、食べ物を何品か頼んで二千円少々。なかなか朝から酔っちまったぜ。

そして東洋ショーへ。本日の香盤は、上野綾→前田あこ→虹歩→ゆきな→藤川菜緒。これはいゝメンバー。一回目から三回目まで、二二一進行。かなり空いている。チャ娘も思っているのか、写真を引き換えに行ったときの雑談を盗み聞けば、「世界滅亡やあ」と悲嘆するに対して「死なんやん。若かったら死なんやん」と冷静な返し。そうよね、死なゝい程度よね。

一番、上野綾嬢。一回目と三回目「ふぇありーおぶすぷりんぐ」は巨大な花を持って登場。花から花びらが落ち、草花に彩られたリングが回って、色彩が豊かで美しい演目。二回目「サクラサク」は巨大な扇子を可憐に回しつゝ、さらっと桜の花びらが舞う。今回は巨大シリーズなのかな。どちらもテーマがしっかりしていて、綺麗で優しく、可憐な演目である。

二番、前田あこ嬢。一回目から三回目まで同じ演目。盆から始まる。ネジが巻かれて機械じかけの人形が動き出す。人らしい滑らかさに、所々機械的なぎこちなさが織り交ぜられ、ぐっと見入ってしまう。振り付けを忠実に演じている感じで好感が持てる。なかなかの佳作。

三番、虹歩嬢。割と見ることが多いけれど、いつも違った演目で楽しませてくれる。一回目と三回目は中華風。チャイナで踊ったかと思ったら、笹持ってパンダふうの姿で登場。切れ味鋭いダンス。東洋のステージを所狭しと駆け巡る。凄い。こりゃ凄い。楽しい上に凄い。二回目は紙芝居のような小道具があって凝った造り。これまた見応え充分。

四番、ゆきな嬢。一回目と三回目「わすれなぐさ」は、和服で登場。横を向いて顔の前で片手をゆらす。ゆきなふんわりポーズと勝手に呼んでいるけれど、このポーズが何となく好きなんだよね。なめらかで力強く舞う。二回目「二周年作」、これまた和服。豪奢な打掛を羽織ってのベットに圧倒される。ゆきな嬢は綺麗なダンスと、ノリノリのパワーが同居していて楽しいステージを作ってくれる。

五番、藤川菜緒嬢。いきなりトリですか。凄いことです。しかし、それに負けぬ堂々とした演目。一回目と三回目は新作ということで、盆からのスタート。仮面風の目隠しをしながら踊る。赤いジャケットが印象的。なかなか色っぽい演出で、どことなく真白希実を彷彿とさせる。これまでのアイドル然とした作風から打って変わっての意欲作(追記:演目名「Lupin」)。こんなんも見事にこなすから、これからがますます楽しみ。二回目「ジュリアナ忍者」。扇子隊登場。なかなかの盛り上がり。右手が震えているように見えたのが少し気になった。大丈夫であろうか。 [106706]


『或阿呆の日記』 制作・著作/香倉外骨  2003/01/09初出  #107306
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