或阿呆の日記

― 二人の思いが変わらなければ、いつしか人生が開けると、当てもなく信じていた ―


  2024/12/21 22:02 更新  
案内
或阿呆の戯言
ストリップ紀行
ライブ探訪
無限アニメ
読書歴
されど我が詩集
表飾れる片言隻語
文語おぼえちやう

十二月

二十一日

先月からの水漏れの件で、昼からリフォーム業者が再来訪。明日の調査に備えてさらに天井の穴が広げられる。どうも三階の住人がなかなか厄介で、本当に非協力的であるという。自分んとこの所為で下の階が迷惑してもいいんやろうか。何なら排水管、埋めたろうか。

一応、年賀状を買ってきた。そろそろ年賀状も潮時かなと思いつつ。そもそも郵便局もあんまり積極的に売ろうとしていない感じになってるし。

自炊用のスキャナーの調子が悪い。流石に十数年使ったからこちらも潮時かなと思う。Canon製の後継品でも良かったけど、ちょっと趣向を変えてEPSONDS-571Wをネットで注文してみた。 [130586] web拍手する

二十日

実写ドラマ版「ゴールデンカムイ」を見るために加入したWOWOWだけど、最終話まで見終わったので解約しようと解約ボタンをクリックしたら、二ヶ月半額クーポンが発券されましたって表示が。まんまと思いとどまって継続してしまったけれど、いや、しかし、何か不公平な制度じゃあるまいか。

十九日

天瀬めるか嬢にハマってる今日この頃であります。

十八日

職場の忘年会。こういう忘年会も久しぶりのような気がする。例によって部長はやたらと持ち上げてくれる。あと職場のお姉様方にフリーなんて選びすぎ、ぜひうちの娘をとか、うちの娘はまだ中学生やからダメだとか、何だこれ。まあ、そりゃ、職場では猫かぶりまくりですからね。

十五日

最近、職場の人が結婚する馴れ初めを聞いたら、アプリで知り合ったってのが多くてびっくりする。すごい時代になったものである。

にしてもさ、うちの二十代の若い子、四十代のバツイチで、しかも関東のかなり田舎の人と結婚するって聞いて、そんなんありかって思ってしまうわ。どんなマッチングやねん。

八日

昨日から再開した東洋ショーへ。

自分自身への裏切りと言うか、割り切れないもの、正しかったとしても自分で許せないところ。色々と思う所もあっての東洋ショー、その場内では何となくあやしい人も居て、それはそれは落ち着かない心持ちがありつつも、鈴ちゃんの笑顔を見れば、どことなく救われたような気がした。人は弱いけれど、正しくはないかも知れないけれど、したたかに生きて行けばいい。恥じることはない。寧ろ己のしたたかさを誇ればいい。

先月十九日の写真は普通に返却された。どうもサイン入りなどは押収されたようで、それはいつか帰ってくるだろうとのようだ。ステージは最近の東寺方式でパンツあり。オープショーもパンツあり。デジ写真は従来どおり。何となく逆のような気がする。アンケートを取っていたのでその旨を記載する。いや、てかアンケートしていいのか、これ。しばらくは両方パンツありで押し通しておいた方が安全な気もするが。それだとノーストリップ劇場ですけどね。

二回目フィナーレ時、巴殿の周年イベント。この日、この場所で周年を迎えることができて良かった、本当に。

デビューした頃は顔も動きもガチガチで、それがいつしか可愛く綺麗でしなやか、素敵な踊り子さんに。デビューから一年という節目に、劇場のステージで輝くその姿を見ることができたことに感謝しつつ、今後の御活躍を祈念いたします。改めて、一周年おめでとうございます。

六日

今週一周年を迎える巴殿が急遽オフ会的なイベントでしている。やむを得ないし、そういうのも悪くないとは思いつつ……

「やっぱり劇場のステージで輝く貴女に会いたいなあ。」

そう朝にツイートした夜、明日から再開するとの東洋ショーのツイート。たぶん後で営業停止がくるだろうけれど、継続するその強い意思、その矜持に、心が震える。

一日

東京ビッグサイトのイベントへ参加。サークル入場はやっぱり強い。二日前にしれっと告知した既刊二冊を買いに来てくれた人がいてびっくり。

十一月

三十日

新幹線で東京へ。グリーン車に乗ってみる。広々してなかなか快適だな。東京駅で合流してサンセットクルーズへ。船は好きだなあ。たくさん飲みまくってしまった。

二十七日

夕方、携帯がなる。二階の住人からである。家におるかと問われたのでまだ帰っていない旨、応える。

半年ほど前、風呂のリフォームした。リフォーム業者に今回の件を話たら、半年でそんなことになる訳がない。めくってしまって違ったら損害が大変なことになる。前日にあった雑排水清掃の所為かも知れない。ともかくまずはカメラで調査してからだと言われた。なので直すのは先になってしまうと。

今もポタポタ水が落ちてバケツに溜まっていくが、まあ、了承する。で、玄関に菓子折りが置かれていた。なかなか立派な菓子折りを。

二十五日

朝八時。上階の人と男が来る。確かに業者っぽいん感じもするが、知り合いということだろうか。たぶん付き添いみたいな感じ。漏れている場所の現場確認する。

昼休みにいったん戻る。本当の業者が確認する。天井に穴を開けて中を覗く。色々試してみて、どうも上階の浴室の排水の可能性が高い。うん、トイレじゃなくて良かった。とりあえず上階は風呂禁止らしい。バケツを置いていったん退散となる。

二十四日

朝から母の面会。昼からは雑排水管清掃があるというので自宅待機。三時ぐらいにそれは終わって、東洋は臨時休館となっているので、ホームセンターへ繰り出す。ラブリコやら木材やらを買い足してきた。

夜、風呂から出たら、風呂じゃないところから水の落ちる音がしたと思ったら、防音室のさらに上の天井の方から水が流れ落ちていた。何じゃそりゃ。ここらに配管がありそうだから、完全に漏れてきとるんじゃないのか?

管理会社へ電話して、その指示により二階の部屋のピンポンを鳴らして、そちらから管理会社へ折り返してもらことになった。で、上階の人が知り合いの水道業者といっしょに朝八時に見てもらうことになったそうだ。

二十三日

もやもやとした気持ちが続いている。たぶん納得がいくことはずっとないんだろうけど、ただ、あの日のステージの美しさ、彼女の輝きは、絶対に忘れない。

コーナンへ行ってノコギリなどの道具、ラブリコなどの部品、そして2x4材を買ってきて、家でちょっと試してみる。なかなかいいんじゃないか。

車に乗ってとある焼肉店へ。前の勤務先関係のNさん、会うのは十年ぶりぐらいだろうか、焼き肉をごちそうになった。なかなか美味しかって、いつもパワフルで明るい方なので、元気を分けてもらった気がした。

十九日

毎年のことだが、今年はちょっと遅くなったけれど、Hさんとインフルエンザの予防接種を受けに行く。いつものクリニックで、でもいつもと違って二人一緒に呼ばれて、二人並んで一緒に注射される。そんなんあり? ちょっと笑ってしまった。

ふんむ。結局、今日は時間ができてしまった。では、そうだ。東洋ショーへ行こう。

小糖こはくさんが降板して代演で巴殿が。何度か観た演目だけれど、デビュー当時の硬さとは打って変わってすっかり落ち着いて、いい雰囲気で美しく踊る。髪が短くなっていてなんかすごく可愛い。上野さんから代打の神様も継承するのだろうか。

鈴木千里さんは、もう今日も何も言うべきことがないぐらいに、すごく尊くて、二曲目の白いドレスなんか、むしろお父さんの気分で見守ってしまうような、見守らされてしまうような。

ひなた鈴さん、安定したダンス、かっこいいもかわいいも綺麗も同居していて、それでいてじっくりと魅せる。たまにデジするだけなのに、スーツのリラックマと言われる。今日は仕事帰りでどこにもリラックマ装備してなかったのに。もしかしてバレてる?

ダブルオープンで土足でステージ上がってあばれるおっさんども。何だこれ。とりあえずステージに土足であがるんはあかんでしょと言っても床ととかぬかしやがって。神聖な場所と言ったら鼻で笑いやがって。許せん。

四回目、ポラタイムが終わって最後のダブルオープンが始まる。少しして土足で盆に上がるおっさん。酔っぱらいか? その割にはしっかりした足取りだが。

一人じゃなくて何人もステージに上っていく。場内にたくさんの男がなだれ込んでくる。皆、地味な私服姿である。誰かが令状持ってんのかと言うと、A4の紙をひらひらさせていた。もちろんそんなん読めないけれど。

それだけは被り直したのか、帽子だけは警察っぽいものを被っていて、モリグチはどうたらという声が聞こえてきたので、てっきり守口署チームに指示を出していたのかと思ったけど、後で思うとそれは単に森口という名前だったのかも知れない。ともかく立っている客も全員座らされて動かないように言われる。

踊り子さんにパンツを穿いているのか尋ねて穿いてないと応える。すると女の警察が呼ばれてまずは穿かせろと指示される。

次々とステージ上に乗せられるスタッフ、関係者たち。ステージのど真ん中で手錠を掛けられる。余りにも劇場的な逮捕、それは幾ら何でも演出が過ぎるのではないだろうか。

前の方の席から客に命令が始まる。引換券を出せという。それを見ていると別の警官がこちらに声を掛けて、身分証と携帯電話を後で使うから用意するように言う。内心ドキドキしながら前の列の様子を伺う。引換券を封筒に入れて何か書類を書かせている。証拠物品の押収ということだろう。

基本的にこの写真、撮影という行為が曲者なのだ。警察が言うところの「公然わいせつ罪」は現行犯以外になかなか証拠というのが残らないので、この写真を物証にしたいのだろう。

軍服さんとていつも軍服のコスプレをしている客が近くに居て、これにはさすがに警察も困惑している。これに戸惑うとは警察も内偵が足らんのではないだろうか。「ええっと従業員ですか」問われ「いや客です」と応えている。そのやり取りが普通に面白かったけど流石に笑うことのできる雰囲気ではなかった。

私の順番になって引換券を出せと言われたので持っていないと応える。入場時にチケットもらえるでしょ的なことを言うのでドリンクにしましたと。そんなシステムあるんですか、その男はいったんどこかに行って、たぶん確認してきたのだろう、ドリンクですねと言われたきり、しばらくいったん放置される。

たぶん大丈夫と思いつつ、そうなると終電が心配になってくる。気持ちに余裕が出てくると、さっきから舞台の上を土足で歩くポリどもが気になってくる。大人しくしとこうと、変に目をつけられるようなことは止めとこうと思いつつも、やっぱり我慢できんようになって近くに居た警官に声を掛けてしまう。たぶんさっきの警官だと思う。

「というかさあ、ステージに土足であがるんはあかんでしょ」

「床でしょ?」

「床じゃなくてステージ。神聖な場所なんやから」

「神聖な場所?」

鼻で笑いながらそう言うとその警官は離れた所に移動してしまった……。ゆ、許せん。許さんぞ、大阪府警くそくらえ。

しばらくして別の男が来て、さっきの警官にあれがドリンクの方か確認し、それから私の肩と近くの何人かの肩をトントン叩く。ちょっとこっちへ来てと呼ばれる。うん、これは先に解放されるかなと思ったけれど、たぶん他の人は別室に呼び出されたのかとビビったかも知れない。

階段の途中で、これって公然猥褻だからとか呟かれながら、案の定、もう行っていいと言われる。一緒の来た客はまさか解放されると思っていなかったのか荷物を忘れたと取りに戻った。たぶんあんた、僕に感謝していいよ。後で外に出てきたおっさんに「危なかったなあ」などと軽く声を掛けられた。

知識は身を助くという。実際に助かった。だけれど何か後味が悪い。自分の機転の良さが情けない。まだみんな解放されていないのに、先に放免されて。皆を裏切ったような、後ろめたさが背後になびく。

安堵しつつ、その理不尽と傍若無人な振る舞いに、怒りと、哀しさと……。

十七日

ウィンズ道頓堀でアートフォームの馬券を買ってから赤垣屋で立ち飲む。やっぱり赤垣屋はいい。安くて美味しくて手軽でちょくちょく季節メニューが入って。

天満に移動して鳥刺し梅松で立ち飲む。朝から立ち飲みハシゴって極楽ですやん。で、そのまま東洋ショーへ。今日は一回目だけで退散する。

その後にウィンズ難波へ行ってアートフォームのレースを見る。まあ、うん。

帰宅後、Hさんとキムチ鍋を食べる。蟹やら牡蠣を入れた豪華な鍋である。締めの麺に玉子があった方がいいと言われて、急遽買いに行く。スーパーが近くにあるって便利よね。距離よりも着替えることの手間だけと思う。 [130318]

十六日

母の面会に行く。少しは動くようになったというか、意識が戻ったというべきか、でもその所為で鼻を触ったり頭を掻いたりして血だらけで、かえって無惨な姿に見える。

二ヶ月ぶりぐらいに東洋ショーへ。そういえば場内のミラーボールが撤去されていた。そして純白のフィナーレ着、新作であろうか、素敵である。特に後ろ姿がいい。首元で結ばれたリボンが長くはためく。

鈴木千里さんに会うのもかなり久しぶりになる。心配掛けたかも知れない。

鈴木千里さんのステージを前に観たのは夏だったか。すっかり季節は変わってしまったけれど、変わらないものがここにあって、その腕から手の先まで、しなやかな動き、やっぱりいいなあ。ポーズを切ればその余りの美しさが季節を超える。

九日

今週もなかなかの忙しさだったな。で、金曜の夜に調子に乗って飲み過ぎ。寝不足の上に飲みすぎてかなり体調不良の土曜日となってしまった。

遅れ馳せながらゴールデンカムイを見るためにWOWOWオンデマンドに加入した。


『或阿呆の日記』 制作・著作/香倉外骨  2003/01/09初出  #130865
– ここは https://www.gaikotsu.jp/ です。リンクはご自由にどうぞ。
– 全てのコンテンツの著作権は香倉外骨に帰属します。 無断転載はご遠慮下さい。
Copyright © 2000-2024 Kagura Gaikotsu (e-mail: ). All rights reserved.