― 過去が足を引っ張り、社会が壁を作って、前に進めない ―
永遠に残るものなどない。それでも残したい物はある。
いつまで残すことができれば永遠と違わないのだろう。壱年では足らぬ。捨年では危険である。ならば余の死ぬまでか。
或いはそれでは残っていない。死してなお残ってこそ残したい物であって、人類の滅びるまで、文化の焼失まで当然に残ってこそ。
されど残したい物が、永遠に残りうる耐久性を持っていたとしても、後の人々が望まなければたちまち忘却され消えてしまう。けだし、永遠に望まれ続けることなど不可能であって、いっそ不気味である。
永遠に残せるものなど……。なのに残したい物がある。 [57299] web拍手する
なんばパークスより南へ伸びる道があって、そこに「パークス通」なる立て看板があった。この名前を付けた奴は前へ出ろ。お前は阿呆か。南北の道ならば筋であろう。通とは東西の道に付けるものと決まっておる。パークス筋にせにゃ筋が通っておらぬぞ。
はてさて特に目的なく日本橋をば散策すれば、いつしか高坂桐乃フィギュア二体を購入してしまっていた。あな恐ろしヲタク街。 [57271]
かく、何ものか。
碌々とありながら、余の中に育つ暗澹たる心持ちは。
人の生とは即ち楽しくあり、或いは充たされてあって、生を望んで死を恐れながら寿命を迎えるはず。なのに何ゆえ苦しく痛い。
かく、何ものか。何もの余を責める。年齢か。法律か。人の目か。或いは余の思い込みか。
かくあるべき姿が見えぬ。かく望む所が分からぬ。よって逃げる。瞬間に溺れる。その肌に時を忘れ、逃げた挙句に泣き濡れる。
私屋カヲル「こどものじかん」第十一巻、読了。 [57232]
今日のブラタモリは吉原。やるなNHK。まさかソープランドゆう言葉が聞けるとは思わなんだ。けだし勉強になりました。吉原は一大観光地であったと。 [57113]
非常に雑な作りながら部屋を間接照明にして自分に酔う。
妹に萌え死にする前に吉田基已「恋風」を読み返す。思いが重荷となって崩壊してゆく二人。相変わらず胸に痛い物語である。ふと今の我らと一緒であると、自身に心情を重ねてしまう。そう、分からない。これからはまっとうな社会生活を、それってどうすりゃいゝんだよ。
世の中、生きていくことは簡単である。あれもこれも捨て置くことができるならば。逃げ出したい。逃げ出したいけれど、どこに行けばいゝのか教えて欲しい。寧ろ逃げることが解決なのか教えて欲しい。あれをこれを守らねばならん故に捨て置けない、逃げ出せない。
いっそ妹に萌え死んでしまいたい。 [57064]
原作は読み尽くした感のある「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」であるが、アニメも一応見ておかねばならんとDVDを借りて来て、とりあえず第四話まで見た。やはり面白い。久々にアニメで笑って萌えた。けだし作画の乱れが酷く、桐乃の顔がしょっちゅう変わってしまうのが痛い。
併せてFUNKY MONKEY BABYSのCDを借りて来た。いや前から気になっておったのよね。あの真ん中のあれ、歌いもせず、演奏もせず、DJブースでふらふらしているおっさんのインパクト。なぜだか分からんのに目が釘付けになって心奪われる。彼の名をDJケミカルという。実家の寺で副住職をしているそうだ。何もしていないのに、ひょっとするとFUNKY MONKEY BABYSの本体はあの物体であるまいか。ケミカルより発せらるゝ念動により、二個のスピーカーが動いているように見える。
あゝなるほど、あれだな、初めてカンガルーを見た西洋人の気持ちなんだろうな。そりゃ動物から動物の顔がひょこっと覗かせている様に似ている。どっちが本体なのか或いは一体なのか。
これは一種の進化であると思う。カンガルーは有袋類に分類される哺乳類である。胎盤がないために子を腹部の育児嚢で育てる。ユーラシアしか知らぬ未開人には何と奇異に見えたことであろう。たぬきしか知らぬ身がコアラを信じられるか。
ひょっとすると人間が有袋類であったならば、もっと進化していたのかも知れぬ。人の脳はこれ以上は大きくなれぬ。既に頭蓋が産道を通り抜ける精一杯の大きさであり、それでも他の哺乳類に比して難産になっている。要するに猿として進化し切っていると言ってよかろう。ならば人の有袋類であったならば、もっともっと大きい脳でも成長できるはず。より高知能の種へと昇華しうる可能性を秘めておったはずなのに。
結局、人は行き止まった挙句、何と醜悪な生き物になってしまったのだろう。 [57045]
昼過ぎから夕方まで、しけ込む。
夜、都会まで出てG氏U氏と飲みに行く。若干ボッタクリ店に若干ぼったくられつゝ、軽く飲んで帰ってくる。夜勤で時給八百五十円は最賃以下ではないのかと思いながらU氏と別れる。
新春の寿ぎを申し上げます。 [56915]
壱年の終わり。だから何だって言うんだろう。人が勝手に作って勝手に意味ありげに思っているだけの区切りでしかない。
人のなせる技などたかだか知れていよう。人が身づから縛った規則に好んで縛られる必要があろうか。
されど人の作った物である故に従うべき理由があるのかも知れぬ。所詮、人の世、人の事しか知り得ぬ。人外の
故に闇夜に消えて二人で年越して家に帰る。それを特別なことゝ思うも又、人の定めなり。
小川一水「時砂の王」を再読して新年の朝に向かって眠りに付く。 [56903]
自炊を進める。どんどん漫画を解体して電子化していく。世の中、進化したもんである。
ふと思い立って銀行へ行く。なるほど銀行は今日もやっている。キャッシュカードが割れてきていたので新しいものに変更したい。かれこれ捨年以上使っているので痛んでも仕方あるまい。けろけろけろっぴのカードを惜しみつゝ。
西脇だっと「Fate/stay night」第十七巻を読んだ。うむ、やはり西脇だっと版は侮れん。全てゞはないが、原作のゲーム版を上回っていると感じさせられる。少なくとも泣いて泣いて泣き続ける。確かに原作は本当に泣いたな。壱時間だらだらと涙を落とし続けて、服がびちょびちょになったのを思い出す。 [56875]
いわゆる自炊、即ちスキャナーをインストールして書籍スキャンを試してみる。カッター一本で本を解体してスキャナーを通す。なかなか楽しい。しゃこんしゃこん読み込んでPDF化する。これはいゝ。正月は自炊に明け暮れよう。 [56864]
寒い。急に寒くなった所為で余計に寒く感ずる。まあ冬はこんなもんだろうと思いつゝ寒さに参る。それでも夏の暑さよりは増しと思う。あれは本当にしんどくて何もする気がなくなってしまう故に。
ブランデーを舌の上で転がしながら眠りへ沈んでゆく。 [56823]
昨日深夜、正確には今日未明、明石家サンタを見る。相変わらず結構面白い。で途中からアニメ「Fate/Zero」チャンネルを切り替える。番組表に最終回の表示があったので、一体全体どうやって終わるのかと思っておったら、普通にいゝとこで終わって次回に続くとなりやがった。その次回は来年四月というから、忘れちまうって。
アマゾンで発注してしまったスキャナ「Canon imageFORMULA DR-C125」が家に届いた。包装なし。元箱にベタッとラベルを貼っているだけである。過剰梱包のアマゾンとは思えぬ簡易梱包である。恥ずかしい商品でなくて良かった。
届いたスキャナは開封せず今日は年賀状の宛名書きす。異動するごとに出す先が増えてしまう。異動の多さはこの辺でも不利を被るとは。そろそろ手書きも限界かも知れない。 [56797]
ぐっと冷える。年賀状印刷は無料の「はがきデザインキット」で充分である。夜は温泉であったまって家で酒を飲む。飲みやすい大雪渓大吟醸に酔いながら、どこから来たのか分からぬ涙に濡れる。 [56761]
相田裕「GUNSLINGER GIRL」第十四巻を読んだ。ガンスリもいよいよ終焉に向かっている。
ジャンは言う、刺し違えることが俺の望みと。単なる復讐ではない。殺して終わりでない。殺し合って、自らの死も又望みであるというのである。それは救済なのか、逃避行なのか、憎しみの連鎖なのか。
ふと映画「もののけ姫」を思い出す。即ち憎しみの連鎖である。もはや何が正義かすら分からず、戦い傷つけあう様は、人が生きることの辛さの表れであろう。我々はもはや自然の何たるかを知らぬ。しからば人間の何たるか知りようもなく、たゞかくあるべきと信じて、信じる余り身を滅ぼす。 [56688]
昨夜、チーズケーキを貰った。計四本の
明けて今日、闇に
無責任であって潔くなく、散々我儘ゆうて結局得る所なく、一体全体どうしたかったのか。つっこみどころが多すぎて、どこにつっこんでいゝか分からん。たゞイライラしてイライラする。 [56580]
昨夜、約弐年ぶりに大バルス警報が発令された。滅びの呪文を待たずして2ちゃんねるサーバーは陥落、バルス負荷テストに又しても耐えられなかった。対してツイッターは何とか耐え、ビヨンセ妊娠を超え毎秒一万四千ツイートで世界新記録を樹立。公式のNHK_PRまでバルスツイートしている。
されど中国の破壊性実験は更に大掛かりである。建設中の橋をぶっ壊してしまうというのだから中国四千年の歴史は侮れん。それともひょっとしてバルスの威力なのか。建設作業員らに事前通告なしに橋が崩落。死人が出てもおかしくないこの実験は無事に成功したそうだ。
凡そ壱年に渡って通い続けた歯医者は今日で終了。 [56542]
壁に張り出された試験問題の回答を撮影する。人に見られうとちょっとばかし恥ずかしい場面である。
発信しよう 激しい愛を
青さのむこう 昼の空の星にまで
発信 ゆんゆん 発信 ゆんゆん 発信 ゆんゆん 光と光
かつて日本には
宗左近、大正八年生、東京帝大入学後、第二次大戦末期に召集されるも精神錯乱により除隊、戦後、法政大学教授、昭和女子大学教授などを歴任、平成捨八年歿。
かつて日本には宗左近という詩人が居た。
彼の溢れんばかりの熱情は日本語の表意を超えて
この切愛を、阻むものがある。過去が足を引っ張り、社会が壁を作って、前に進めない。けして許されぬことかも知れない。所詮、我儘を求めすぎているのかも知れない。ならば切愛の果てに病んで苦しむもまた当然の仕打ちなのか。
ゆんゆん、助けてくれ、ゆんゆん、どうにかならんか、ゆんゆん、発信しているのに、ゆんゆん、届いても、ゆんゆん、伝わらない、ゆんゆん、ゆんゆん、ゆんゆん……。 [56465]
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『雨に濡れて』 制作・著作/香倉外骨
2003/01/09初出
#57368
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