瓦礫と崩れたけれど、
住み慣れた我が家は、
瞬く間に流してしまう洪水にも、
恐怖にどんぞこに陥れる地震にも、
決して無くなる事はない。
そう、ここには私がいる。
風が吹き抜けても、雨に濡れても、
私がいれば、それは内に違いない。
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どれほど雨に濡れても、
いつまでも乾いている心の奥底。
彼の手記にはこう書かれている。
『どうして世界はこんなに美しいのに、
僕の欲望は満足しないんだろう。
幸せ、それだけを―』
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泣いて下さい、もう一度。
笑って下さい、もう一度。
動かない顔は顔じゃない。
雨に濡れても、ほったらかし。
手も合わされぬ魂達に、
一条の線香を
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天気予報じゃ雨なんて云ってるけど、
雨が降ったら雨に濡れてもいいじゃない。
だって人の体は水でできているんだから。
ほら、恵みの雨だ、恵みの雨が降ってきたよ
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肉体を持たず、視覚を持たず、 まるで輻輳した回線から滲み出る液体。 雑音と称されるまゝ、世の中に遍在し、同時に偏在する。 揺れ動く化身の渦はいつしか腫れ上がり、各所に結晶を発生させた。
やがてノイズの
地球人は妖精など存在しないと信じている。 信じようと信じまいと妖精にとっては関係の無い事で、 思う通り笑い歌い、時に哀しい声を囁き続けている。 こちら側から見れば地球は管轄する惑星の一つ、 見る間に能力が稀薄になりつゝ、 次第に新たな種に取って代わられようとする人間の、 自らを支配者と自惚れる、輝かぬ星。
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制作・著作/香倉外骨
2005/05/07初出
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