トップページ | されど我が詩集

発芽

雨降るは 天の我らに 泣けと云う
雨に濡れ 涙に溺れても 生きろと云う

けれど女は はした金に 跨ひらき
よって男は 恥をさらして 浮き穿つ

ならば余の 穢れ濁って 生きてゆこうぞ
しかも人の 嘆き背負って 死んでゆこうぞ

香倉外骨(2011/03/21)

/ 目次 /


制作・著作/香倉外骨  2011/03/21初出
無断転載を禁じます。リンクはご自由にどうぞ。
Copyright © 2011 Kagura Gaikotsu. All rights reserved.