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灼熱で極寒の

こゝんところ東洋ばかり行っているなと思いつゝストナビを見ていると、今週の晃生は山口桃華ちゃんが乗ってらっしゃる。うん、たまには晃生に行ってみるかな、せっかく回数券を買っている訳だし。

などと思案した結果、朝から電車で向かい、近鉄布施駅に着いたのが十一時前。体温にせまる気温で日差しがきつい。こりゃ体力がもりもり持っていかれるな。とりあえず少し歩いて商店街を抜け、高井田バス停付近にある中華そば光洋軒で中華そばを食う。高井田系といって有名らしいが、初めて食べるそれは、なかなか塩分の効いた醤油ベースの中華そばで、まあ夏の塩分補給に適しているであろう。

コンビニで飲み物を調達したのち、回数券をさっと提示して入るは晃生ショー劇場、暑い階段を三階まで昇ればそこは夢の世界が待っている。開演前に場内に入ると割と空いていて、二十名ぐらいであろうか、東洋の混雑に慣れているとすっからかんに思ってしまう。中央二列目のかなりいゝ席に座れてしまう。その後も徐々に増えたが三四十人ぐらいか。とりあえずこの席、クーラーが直接に当たって冷蔵庫状態。これはちとつらい。

そんな晃生ショー、本日の香盤は、永瀬ゆら→くるる→愛野いづみ→蘭あきら→山口桃華。一回目一番目から三回目一番目まで。

一番手、永瀬ななせゆら嬢。一回目と三回目の「DJokonomi」は、凡そ二年程前に広島で見た演目である。夏の広島、こゝで私は初めてストリップというものを見た。そして記憶が定かではないが、永瀬さんが初めてのポラだったような気がする。二年経っても色褪せぬ美しさに、今日改めて魅せられる。二回目「灼熱のサソリ」はエキゾチックな衣装が似合っていて可愛い。持ち込みのポールを舞台に設置し、小さな体で大きく動く。素晴らしい。

二番手、くるる嬢。初見。後で知ったが、デビュー間もないらしい。そうとは思えぬ堂々としたベット捌きで、きっちりポーズを切っていた。演目はアイドル調で見応えある。

三番手、愛野いづみ嬢。初見。なかなか美しくダイナミックに踊る。この晃生の舞台では狭すぎるように感じる。白い羽扇子を美しく羽ばたかせる。途中で追加して羽扇子が三枚に。三枚もどうするんだと思っていたら、一枚は足で羽ばたかせる。こりゃすごいわ。

四番手、蘭あきら嬢。初見。かっこいゝ。多彩で元気に踊って、客席も盛り上がる。なかなかいゝ。そしてオープンショーの曲に、ちょっと寂しくなる。まどかの曲は盛り上がるんだけど色々と切なくなるのよね。

五番手、山口桃華嬢。一回目はアイドル感のあふれる演目。ゆら嬢のポールを使ってさらっと美しく回る。いつみても素敵。桃華ちゃんは踊っているときの表情がすごくいゝ。ウィンクしたり、あざといと云えばあざといんだが、そう思っていても可愛いと思ってしまうんだから仕方ない。惚れ直すとはこのことで。二回目は「変面」。久しぶりに見たが、相変わらず凄い。着替えてからはポールも使って魅せてくれる。うーん、桃ちゃんサイコー。


制作・著作/香倉外骨  2019/08/03初出
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