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参拝

小雨降る大阪、東洋ショーは時短営業三回公演。香盤は、上野綾→榎本らん→涼宮ましろ→大見はるか→鈴木千里。プンラス。

一番、上野綾嬢。一回目と三回目はでっかい飴ちゃん。二回目は猫ちゃん。猫の尻尾、最初の衣装を脱いでも猫の尻尾は残っている。なるほど、いつも衣装が凝っているよね。そして舞台中央でリング。更に盆へと。首輪に鈴を付けている。これは萌える。そう云えば最近はあんまり鈴をつけた猫を見ない気がする。鈴を鳴らす猫を見たけりゃ、ぜひとも東洋ショーへ。

二番、榎本らん嬢。一回目から三回目まで「14 SHOW」。この始まり方なら、どうせなら本舞台中央の上にある、あの照明をつけて欲しいぐらい。東洋常連がドツボにはまる十四周年作である。

三番、涼宮ましろ嬢。一回目と三回目「プリティ」。二回目「マブラヴ」。やっぱ可愛いっす。

四番、大見はるか嬢。二回目は「カテキョ」。一回目と三回目「チャイナ」は、衣装、選曲、展開、凄くいい。本舞台で剣を掲げてターンする姿が、あすかみゝさんに重なる。そうか、みゝさんの演目だと。当時の日記に「その剣さばきに魅せられる」と書いてあった。そして同じ週の二十日も見に行った。初めて同じ週に連続で行った。この頃から一気に観劇ペースが上がった。そして、あすかみゝさんは翌年の一月二十日に引退。会える時に会い、見れる時に見ないと、もう二度目はないかも知れない。そう思った二年前の一月。

五番、鈴木千里嬢。一回目と三回目「tazuna」は、ザ・鈴木千里。美しく、か弱く、繊細で、それでいて大きく羽ばたくように舞う。時間が止まる。空間が止まる。この時空間を支配する。あゝ、神だ。神は、美しかった。

左目が髪の毛に隠れる。渋くてかっこいゝ。そして美しい。髪をかきあげる姿が、どこまでも尊い。

二回目「Beyond the Bounds」は、若干のアドリブを挟んで、以前より更に切れ味の鋭いダンス。たぶん僕が鈴木千里に魅せられ始めたのは、この演目からだと思う。

トリプルオープンも、ダブルオープンも、いつになく自由で楽しいステージ。

八時で終了。周囲の店も既に終了。コンビニでカップラーメンとビールを買う。


制作・著作/香倉外骨  2021/01/23初出
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