プレシャスフライデー

日付　2021年2月5日
場所　横浜ロック座
香盤　西園寺瞳→早瀬ありす→翼裕香→沢村れいか→鈴木千里

緊急事態宣言下。当初の予定は二月七日までだったはずだが延長されるという。

そのような状況で、我が職場でも不要不急の外出自粛が叫ばれている。何なら有給消化まで呼びかけられている。前者はどうしようもないけれど、後者は非常に喜ばしいのかも知れない。ならば後者のみ律儀に採用してみようではないか。最近は親の介護などという丁度いゝ言い訳もできる。余り褒められた言い訳ではないけれど、毎週誰かゞ死ぬよりよっぽど気の利いた言い訳であろ？

ということで昼過ぎで仕事を早退する。今日はこっそり移動日に当てるつもりである。元々体力がないので、未明からの強行軍はさすがにしんどいと思うようになった。余裕をもった計画を心がける。そしてその瞬間その一点にすべてを集中したい。近頃巷で流行りの言い方すれば全集中である。全集中、ストの呼吸！

よし。飯を食う時間すら惜しんで、パンを齧りながら車を走らせる。京奈和、名阪、伊勢湾岸、新東名。全集中、運転の呼吸である。新東名は浜松いなさから三車線化が完了していた。これで最高速百二十キロが活きるというもの。スムーズに快走できる。どんどん時間を稼ぐ。かくして横浜に着いたのが七時を過ぎた頃。少し離れたホテルにチェックイン、これは間に合うと思い、いざ横浜ロック座へ出陣す。当然の如く八時で飲食店は閉まっており、平日のこの時間、場内はなかなかの空き具合である。

横浜ロック座、本日の香盤は、西園寺瞳→早瀬ありす→翼裕香→TEAM M2S（沢村れいか、鈴木千里）である。四回目一番途中から最後まで。寒かったらどうしようと割と着込んで来たけれど場内は暑いぐらい。というか外も二月初旬と思えぬぐらい温かい。

一番、西園寺瞳嬢。何度か見たハロウィンな演目の途中で入場。

二番、早瀬ありす嬢。和服の演目。早瀬さんの和服は珍しい気がする。というか初めてかも知れない。

三番、翼裕香嬢。初見のはずだが、初めてな気がしない。ツイッターもフォローしているし、基本的に見たことのある方しかフォローしない傾向があるのに何でだろう。既視感。ぱみゅぱみゅ感が詰め込まれた楽しいステージ。いゝ。髪の毛が薄い青というか紫というか、そういうショート。まさか地毛ではあるまいが。

四番、沢村れいか嬢と鈴木千里嬢のチームショー「M2S」。あゝ、二人の圧巻のステージ。めっちゃ凄い。そして楽しい。思えばこのチームショーを初めて見たのが去年の四月、コロナで世間が騒ぎ、広島は客入りが少なく、慣れぬマスク姿に戸惑っていた頃。劇場がいつまで開いているか不安な状況、緊急事態宣言の直前だった。それが今日は緊急事態宣言の中において見る。この特別な週に、特別なステージを見る。色んな思いが溢れてくる。途中の筋トレではもう一人登場しての楽しい展開に。えっと、長い黒髪ですけど、翼さんですよね？こっちが地毛？

あゝ、今日来て良かったよ、今日この場に居合わせる喜び、明日もまた来るであろう楽しみに、胸が高鳴るばかりである。

ホテルにてコンビニ買ってきたカップラーメンとたこわさでビールを飲む。

そんなプレシャスフライデー。