合計で79回。内訳は:
劇場 | 回数 |
---|---|
東洋ショー劇場 | 46回 |
晃生ショー劇場 | 18回 |
横浜ロック座 | 4回 |
DX東寺劇場 | 3回 |
新宿ニューアート | 2回 |
浅草ロック座 | 1回 |
シアター上野 | 1回 |
池袋ミカド劇場 | 1回 |
川崎ロック座 | 1回 |
まさご座 | 1回 |
A級小倉劇場 | 1回 |
新型コロナはまさに狂騒であった。その間に失われたもの、できなかったこと、二度と戻らないものがあった。それが今年になってようやく緊急事態宣言が解除され、少しずつ平時に戻りつつある。本当に普通に戻ったこともある。失われたままのこともある。コロナ狂騒はいったい何だったのだろう。
競馬場に自由に行けるようになったり、飲み屋にどんどん行けるようになったり、これは劇場に行く回数が減ると思っていたけれど、確かに減ったけれど、それでも合計で七十九回の訪問。これは去年に比べて一回減っただけである。
自分の中では少しずつ熱量が下がってきたと思っていたけれど、客観的にはぜんぜんそんなことはなく、一回一回への熱の入れようは寧ろ高まっている嫌いがある。
劇場は残り少なくなって、いつまでもあるか分からないけれど、いつまでもあって欲しい。いつまでも当然にそこにあって欲しい。
合計106人の方に397回お会いすることができました。なお、劇場への訪問回数(日数)の集計なので、ステージの回数(演目数)ではありません。
踊り子 | 回数 |
---|---|
鈴木千里 | 20回 |
大見はるか | 14回 |
目黒あいら | 13回 |
中条彩乃 | 12回 |
あらきまい | 11回 |
白鳥すわん | 11回 |
夢乃うさぎ | 11回 |
永澤ゆきの | 10回 |
笠木いちか | 10回 |
ひなた鈴 | 9回 |
西園寺瞳 | 9回 |
青山ゆい | 8回 |
前田のの | 8回 |
白石さやか | 8回 |
ALLIY | 7回 |
上野綾 | 7回 |
涼宮ましろ | 7回 |
花井しずく | 6回 |
小宮山せりな | 6回 |
赤西涼 | 6回 |
mico | 5回 |
あすかみみ | 5回 |
かすみ玲 | 5回 |
ののか | 5回 |
伊東紅蘭 | 5回 |
宇野莉緒 | 5回 |
橋下まこ | 5回 |
須王愛 | 5回 |
椿りんね | 5回 |
愛あられ | 4回 |
愛野いづみ | 4回 |
音羽うた | 4回 |
工藤リナ | 4回 |
松本なな | 4回 |
椎名ほのか | 4回 |
ake | 3回 |
eye | 3回 |
ささきさち | 3回 |
ゆきな | 3回 |
ゆきみ愛 | 3回 |
空まこと | 3回 |
熊野あゆ | 3回 |
原美織 | 3回 |
倖田李梨 | 3回 |
桜庭うれあ | 3回 |
小春 | 3回 |
藤川菜緒 | 3回 |
徳永しおり | 3回 |
白雪 | 3回 |
樋口みつは | 3回 |
風花カフカ | 3回 |
友坂麗 | 3回 |
有沢りさ | 3回 |
夕鶴 | 3回 |
緑アキ | 3回 |
鈴香音色 | 3回 |
音ね風花 | 2回 |
花森沙知 | 2回 |
坂上友香 | 2回 |
山口桃華 | 2回 |
山咲みみ | 2回 |
春日えな | 2回 |
神崎雪乃 | 2回 |
星愛美 | 2回 |
星乃結子 | 2回 |
浅葱アゲハ | 2回 |
前田あこ | 2回 |
蒼 | 2回 |
竹宮あん | 2回 |
天咲葵 | 2回 |
南まゆ | 2回 |
巴 | 2回 |
萩尾のばら | 2回 |
浜崎るり | 2回 |
武藤つぐみ | 2回 |
岬ほのか | 2回 |
木葉ちひろ | 2回 |
茉宮なぎ | 2回 |
いつき照 | 1回 |
くるる | 1回 |
ちるちる☆いちる | 1回 |
愛奈 | 1回 |
海乃雪妃 | 1回 |
金魚 | 1回 |
御幸奈々 | 1回 |
沙羅 | 1回 |
漆葉さら | 1回 |
秋月楓 | 1回 |
小向美奈子 | 1回 |
小室りりか | 1回 |
新井見枝香 | 1回 |
水戸かな | 1回 |
水咲カレン | 1回 |
早乙女らぶ | 1回 |
蒼稀子 | 1回 |
桃瀬れな | 1回 |
藤咲茉莉花 | 1回 |
虹歩 | 1回 |
箱館エリィ | 1回 |
舞子環 | 1回 |
豊田愛菜 | 1回 |
望月きらら | 1回 |
葉月凛 | 1回 |
鈴木ミント | 1回 |
六花ましろ | 1回 |
翔田真央 | 1回 |
鈴木千里さんが回数トップに返り咲いた。東洋への出演回数が減ったから減っていたんだけど、それでも東洋に乗ったときに集中して見に行ったし、東洋以外も積極的に見に行って、気づけば一位に戻った。というか二位を引き離してしまった。まあ、自分次第だけど。
ストリップといえばアップテンポで盛り上がる演目が意外と好きで、そういう観点から言えば、鈴木千里さんの演目は静かで美しくて、そういう盛り上がりとは無縁なんだけど、だけどその静けさと美しさは、余りに静かで美しくて息をするのも忘れてしまう。息を忘れて、いつの間にか見上げて、ふと涙に視界がにじむ。
今年最後に川崎で見た演目で、見事なスワンのポーズを決める。その美しさを、徐々に徐々にゆっくりと、ほどいていって、やがて消えていく。まるで一瞬の美しさが切り取られたように、その姿が今も心に残っている。
目黒あいらさんは、去年復帰してからちょくちょく見に行っている。目黒さんのステージは、少しムラがありつつ、それがドンピシャにハマった時の別次元の煌めきがすごい。エロくてかっこよくて目が離せない。
そのスケールの大きさに圧倒されながら、ふと、目黒さんに初めて出会った日のことを思い出す。それは五年ほど前の広島第一劇場、和装の美しい演目、それでいて切れ味が鋭くって、美しさと激しさの共存に驚いた。その魅力がますます磨かれている。
あらきまいさん、東洋ショーナンバーワンアイドル、突然の引退発表。来年の五月で引退という。いつかその日がくると知っていたつもりだが、まさかそんなに近いとは思っていなかった。でもこうやって知らせがあることに、そして今まで、これからの日々に感謝。予告なく去っていく踊り子さんがいる中で、こうやってその日を迎えられることは良いことだと思う。思うけれど寂しいことに変わりはない。
蒼稀子さんは今年一度だけしか見れなかったけれど、流れるようなステージ、その独特の世界にぐっと引き込まれた。そしてストリップの包容力をまざまざを見せつけられた。そんな稀子さんがすっと消えるように引退してしまった。
誰しもいつか別れがあって、いつの間にか会えなくなる人がいて、吐き捨てるように去っていく人がいて、華々しく引退する人がいて。そんなことは分かっているけど、分かっていると受け入れられるとはまた違う訳で、ただ会うことができる日々に感謝し、少しでも会えたことに感謝するしか……ない。
ステージは一期一会。踊り子さんとも一期一会。同じステージは二度となく、同じ場面にもう二度と会えない。いつもそこで踊っている踊り子さんにも、いつの間にかもう二度と会えなくなってしまうのかも知れない。そういう当たり前のことを改めて実感させらえた一年であった。
別れは悲しいけれど、別れがいつか来るとしたら、その瞬間までいかに過ごすか。それを考えながらまた来年の楽しい日々を思い描いて今年一年の終わりとする。
数々の素敵なステージ、ありがとうございました。また劇場でお会いしましょう。
制作・著作/香倉外骨
2023/12/31初出
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