合計で54回。内訳は:
劇場 | 回数 |
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東洋ショー劇場 | 40回 |
晃生ショー劇場 | 9回 |
DX東寺劇場 | 1回 |
池袋ミカド劇場 | 1回 |
横浜ロック座 | 1回 |
A級小倉劇場 | 1回 |
ニュー道後ミュージック | 1回 |
今年は劇場外でも色々なことがあって、近年にない話題の多い年だった。
まずは二月、保有株の暴落があって資産が大きく目減りした。半ばヤケクソ気味に、不動産だったら無くなることはなかろうと中古マンションを物色して、地元のすごい古い物件を内覧、即決で購入を決意する。
四月、異動があってこれまた畑違いの仕事をすることになり、スケジュールが読みにくくなってしまった。その所為もあって遠くの劇場へ出掛けることがめっきり減ってしまった。
その後、人生初の引っ越し、そして住環境を整えるために色々な買い物をしたり、防音室を設置したり、電子ピアノを買ったり、落ち着いたと思ったらいきなり水漏れトラブルが発生したり。それでも総じて引っ越して良かったと思う。尤もここまで思い切れたのは、母が老人ホームに入って、状況的に家に戻って来ることはもうないと踏んだからであるが。
このように私生活に翻弄されて劇場訪問回数が減ってしまったけれど、それでも東洋へは四十回訪れることができた。そして年末のスト納めは初訪問の道後ミュージックへ。そういえば壁にでかでかと名前が載っていて、クラウドファウンディングをやっていたことを思い出す。もう五年も前の話になるのか。ずっと行けずじまいだったけれど、ようやく来ることができた。
思えば今年は劇場にとっても様々なことのあった年であったと思う。ライブシアター栗橋の閉館。火災のため休館していた蕨ミニ劇場の再開。台風の影響で夏から休館したままのとなっている新宿ニューアート。
そして東洋へのガサ入れ。神聖なステージが土足で踏みじられて、怒りと悲しみに明け暮れる年の瀬であった。
合計93人の方にお会いすることができました。なお、劇場への訪問回数(日数)の集計なので、ステージの回数(演目数)ではありません。
踊り子 | 回数 |
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鈴木千里 | 19日 |
ひなた鈴 | 11日 |
椎名ほのか | 10日 |
巴 | 10日 |
白鳥すわん | 9日 |
月形はるひ/春日えな | 9日 |
ゆきな | 8日 |
伊東紅蘭 | 6日 |
笠木いちか | 6日 |
豊田愛菜 | 6日 |
目黒あいら | 6日 |
あらきまい | 5日 |
倖田李梨 | 5日 |
坂上友香 | 5日 |
上野綾 | 5日 |
蒼 | 5日 |
永澤ゆきの | 4日 |
山口桃華 | 4日 |
青山ゆい | 4日 |
川越ゆい | 4日 |
大見はるか | 4日 |
中条彩乃 | 4日 |
藤川菜緒 | 4日 |
夢乃うさぎ | 4日 |
涼宮ましろ | 4日 |
あすかみみ | 3日 |
ののか | 3日 |
宇野莉緒 | 3日 |
小宮山せりな | 3日 |
須王愛 | 3日 |
前田あこ | 3日 |
白橋りほ | 3日 |
樋口みつは | 3日 |
氷山ぴの | 3日 |
風花カフカ | 3日 |
木葉ちひろ | 3日 |
くらん | 2日 |
ももせおと | 2日 |
音ね風花 | 2日 |
花森沙知 | 2日 |
原美織 | 2日 |
向日葵りこ | 2日 |
小倉るるこ | 2日 |
小糖こはく | 2日 |
神崎雪乃 | 2日 |
赤西涼 | 2日 |
泉田栞 | 2日 |
前田のの | 2日 |
天咲葵 | 2日 |
天瀬めるか | 2日 |
虹歩 | 2日 |
北乃美夜 | 2日 |
ALLIY | 1日 |
eye | 1日 |
mico | 1日 |
RiN | 1日 |
エミリー | 1日 |
かすみ玲 | 1日 |
ちるちる☆いちる | 1日 |
ゆきみ愛 | 1日 |
愛野いづみ | 1日 |
葵マコ | 1日 |
永瀬ゆら | 1日 |
音羽うた | 1日 |
夏野こだま | 1日 |
花井しずく | 1日 |
橋下まこ | 1日 |
鏡矢もも香 | 1日 |
空まこと | 1日 |
熊野あゆ | 1日 |
黒城レイ | 1日 |
黒瀬ぐみ | 1日 |
松本菜奈実 | 1日 |
織田真子 | 1日 |
瀬能優 | 1日 |
星愛美 | 1日 |
星乃結子 | 1日 |
雪白あやめ | 1日 |
千代田彦 | 1日 |
早乙女らぶ | 1日 |
竹宮あん | 1日 |
天羽夏月 | 1日 |
萩尾のばら | 1日 |
白石さやか | 1日 |
白雪 | 1日 |
箱館エリィ | 1日 |
舞ゆう希 | 1日 |
悠木美雪 | 1日 |
夕鶴 | 1日 |
立葵 | 1日 |
凛 | 1日 |
翔田真央 | 1日 |
茉宮なぎ | 1日 |
今年も鈴木千里さんのステージをたくさん見ることができた。その余りの美しさ、一つ一つ、どの場面を切り取っても絵画のようでありながら、流れるように続いていく。それは一瞬であり、永遠でもあり、そのステージはずっと続くと思っていた。……その日までは。
ひなた鈴さん、デビューのときは元気いっぱいの笑顔あふれるダンスで、でも最近はそれだけじゃなくて、様々な顔にすっかり魅せられてしまう。そしてその芯の強さに勇気をもらうことができたように思う。今日も明日も、いかなるときもステージに立ち続けるその矜持に、感謝を。
復帰した椎名ほのかさん。急に出演がなくなって、まあそういう業界なんだろうけど、それは寂しくて、不安で、再びその繊細なダンスを見たいと思っても二度と会えないこともある。分かっている。分かっているけれど、受け入れられないこともある。それはその願いが叶うこともあるのだから。一年ぶりに見る演目、こんな小柄だったのかと思いつつ、釘付けになる。椅子のお人形さん、ゼンマイが巻かれてぎこちなくも動き出す。動いて、動き出して、やがて伸びやかに美しくステージを駆けていって。鳥肌が立つ。
去年デビューの巴殿。独特の雰囲気が漂っていて、どんどん成長していく姿に、新しい風を感じる。東洋の休館を挟んで、何とか一周年イベントにたどり着いた、その不運と強運に、より力強さを感じることができた。
そしてスト納めは道後にて。目黒あいらさんの今年の最終ステージ。まわってまわって、この世のしがらみや寂しさを振り払って、振り払って、まわって、まわって、いつまでも生きて、いつまでも踊って、まるで不死鳥のように蘇る。最後のポーズは、片足上げブリッジ、天に向かって足を伸ばして、思わず天を仰ぐ。見事でした。
制作・著作/香倉外骨
2024/12/31初出
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