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ストリップ総括(2024年)

劇場

合計で54回。内訳は:

劇場回数
東洋ショー劇場40回
晃生ショー劇場9回
DX東寺劇場1回
池袋ミカド劇場1回
横浜ロック座1回
A級小倉劇場1回
ニュー道後ミュージック1回

今年は劇場外でも色々なことがあって、近年にない話題の多い年だった。

まずは二月、保有株の暴落があって資産が大きく目減りした。半ばヤケクソ気味に、不動産だったら無くなることはなかろうと中古マンションを物色して、地元のすごい古い物件を内覧、即決で購入を決意する。

四月、異動があってこれまた畑違いの仕事をすることになり、スケジュールが読みにくくなってしまった。その所為もあって遠くの劇場へ出掛けることがめっきり減ってしまった。

その後、人生初の引っ越し、そして住環境を整えるために色々な買い物をしたり、防音室を設置したり、電子ピアノを買ったり、落ち着いたと思ったらいきなり水漏れトラブルが発生したり。それでも総じて引っ越して良かったと思う。尤もここまで思い切れたのは、母が老人ホームに入って、状況的に家に戻って来ることはもうないと踏んだからであるが。

このように私生活に翻弄されて劇場訪問回数が減ってしまったけれど、それでも東洋へは四十回訪れることができた。そして年末のスト納めは初訪問の道後ミュージックへ。そういえば壁にでかでかと名前が載っていて、クラウドファウンディングをやっていたことを思い出す。もう五年も前の話になるのか。ずっと行けずじまいだったけれど、ようやく来ることができた。

思えば今年は劇場にとっても様々なことのあった年であったと思う。ライブシアター栗橋の閉館。火災のため休館していた蕨ミニ劇場の再開。台風の影響で夏から休館したままのとなっている新宿ニューアート。

そして東洋へのガサ入れ。神聖なステージが土足で踏みじられて、怒りと悲しみに明け暮れる年の瀬であった。

踊り子

合計93人の方にお会いすることができました。なお、劇場への訪問回数(日数)の集計なので、ステージの回数(演目数)ではありません。

踊り子回数
鈴木千里19日
ひなた鈴11日
椎名ほのか10日
10日
白鳥すわん9日
月形はるひ/春日えな9日
ゆきな8日
伊東紅蘭6日
笠木いちか6日
豊田愛菜6日
目黒あいら6日
あらきまい5日
倖田李梨5日
坂上友香5日
上野綾5日
5日
永澤ゆきの4日
山口桃華4日
青山ゆい4日
川越ゆい4日
大見はるか4日
中条彩乃4日
藤川菜緒4日
夢乃うさぎ4日
涼宮ましろ4日
あすかみみ3日
ののか3日
宇野莉緒3日
小宮山せりな3日
須王愛3日
前田あこ3日
白橋りほ3日
樋口みつは3日
氷山ぴの3日
風花カフカ3日
木葉ちひろ3日
くらん2日
ももせおと2日
音ね風花2日
花森沙知2日
原美織2日
向日葵りこ2日
小倉るるこ2日
小糖こはく2日
神崎雪乃2日
赤西涼2日
泉田栞2日
前田のの2日
天咲葵2日
天瀬めるか2日
虹歩2日
北乃美夜2日
ALLIY1日
eye1日
mico1日
RiN1日
エミリー1日
かすみ玲1日
ちるちる☆いちる1日
ゆきみ愛1日
愛野いづみ1日
葵マコ1日
永瀬ゆら1日
音羽うた1日
夏野こだま1日
花井しずく1日
橋下まこ1日
鏡矢もも香1日
空まこと1日
熊野あゆ1日
黒城レイ1日
黒瀬ぐみ1日
松本菜奈実1日
織田真子1日
瀬能優1日
星愛美1日
星乃結子1日
雪白あやめ1日
千代田彦1日
早乙女らぶ1日
竹宮あん1日
天羽夏月1日
萩尾のばら1日
白石さやか1日
白雪1日
箱館エリィ1日
舞ゆう希1日
悠木美雪1日
夕鶴1日
立葵1日
1日
翔田真央1日
茉宮なぎ1日

今年も鈴木千里さんのステージをたくさん見ることができた。その余りの美しさ、一つ一つ、どの場面を切り取っても絵画のようでありながら、流れるように続いていく。それは一瞬であり、永遠でもあり、そのステージはずっと続くと思っていた。……その日までは。

ひなた鈴さん、デビューのときは元気いっぱいの笑顔あふれるダンスで、でも最近はそれだけじゃなくて、様々な顔にすっかり魅せられてしまう。そしてその芯の強さに勇気をもらうことができたように思う。今日も明日も、いかなるときもステージに立ち続けるその矜持に、感謝を。

復帰した椎名ほのかさん。急に出演がなくなって、まあそういう業界なんだろうけど、それは寂しくて、不安で、再びその繊細なダンスを見たいと思っても二度と会えないこともある。分かっている。分かっているけれど、受け入れられないこともある。それはその願いが叶うこともあるのだから。一年ぶりに見る演目、こんな小柄だったのかと思いつつ、釘付けになる。椅子のお人形さん、ゼンマイが巻かれてぎこちなくも動き出す。動いて、動き出して、やがて伸びやかに美しくステージを駆けていって。鳥肌が立つ。

去年デビューの巴殿。独特の雰囲気が漂っていて、どんどん成長していく姿に、新しい風を感じる。東洋の休館を挟んで、何とか一周年イベントにたどり着いた、その不運と強運に、より力強さを感じることができた。

そしてスト納めは道後にて。目黒あいらさんの今年の最終ステージ。まわってまわって、この世のしがらみや寂しさを振り払って、振り払って、まわって、まわって、いつまでも生きて、いつまでも踊って、まるで不死鳥のように蘇る。最後のポーズは、片足上げブリッジ、天に向かって足を伸ばして、思わず天を仰ぐ。見事でした。


制作・著作/香倉外骨  2024/12/31初出
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