或阿呆の日記

― 立ち止まってもいい。戻ってもいい。前に進むだけが人生じゃない。 ―


  2025/11/15 21:54 更新  
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十一月

十五日

昨夜、帰り際に職場の隣の人がしんどいと訴えてきて、そのまま帰りの道端で泣かれてしまった。確かにしんどいんだと思うけれど、さりとて話を聞くぐらいしかできない訳で。

そんな今日は、晃生ショーへ。目黒あいらさんは二回目に新作を。かっこいいから始まってエロいベットへと。白い布一枚あるだけで、それがまた色っぽい。いやはや、良かったです。

ひょっとして二回目で帰ると行ったから新作を二回目にしてくれたんだろうか、などと自分勝手に思って喜んでいる。我ながら単純だな。 [135282] web拍手する

三日

土日と仕事に行ってきたけれど、文化の日の今日は文化的な生活を送るためにスト客文化祭へと。なんば駅につくと前にだんじりが集結している。いや、なんだろう、完全な見世物だな。祭ってそんなもんだろうか? 祭は自分たちのため、神様のためであって、見せるためにやるんじゃないと思う。

会場の御堂筋ビルへと行く。初めてスト客文化祭なるものを覗いてみる。当然ながら何か見知った顔が多い。宇野莉緒さんの元気そうな顔を見れたのはちょっと嬉しかったかも。実はこっそり宇野さんのステージが好きだったから。

十月

二十二日

画面の割れたAQUOS sense6から新しいAQUOS sense9への換装を実行した。SIMカードの差し替えからデータ移行、設定変更、色々と環境設定。お、おわらん……。せっかくAQUOSにしたのに日本語入力のS-Shoinが使えないってどういうことやねん。仕方なく似てるという噂のWnn Keyboard Labってのを入れたけど……。

二十一日

仕事終わりから北上して映画館へ。アニメ「ゴールデンカムイサッポロビール工場編」前編を見た。けっこう面白いし、声優のクレジットに野田サトルの名前が。

十九日

久しぶりに大阪市内に出て、まずはリラックマストアへ。少しばかり買い物をしてから「チ。特別展」へ。まあ、ほとんどパネル展示しているだけなんだけど、やっぱりチ。はいいなあ。一つ一つの言葉が重くって心に響いてくる。ヨレンタさんの言う通り、本当に文字は奇跡だと思う。あと脳内設定で、ヨレンタさんは腐女子で、「これはここだけの話ですが、やっぱりオクバデ最高ですよ」と二人を見ているんだと思ってる。

その後、軽く居酒屋でアルコール準備してから、なんばHatchへ。a子LIVE TOUR 2025 Odysseyへと。落ち着いた雰囲気の中、安定した歌声、衣装も何か可愛いし、とても良かった。ちょっと照れながらの物販説明で「みんなのお金が、わたしの音楽」って。おもろいし、何かいい言葉だ。

十一日

祭礼前日。ちょっと酔って道でスマホを落としてしまって画面に亀裂が入ってしまった。やっちまった。酔った勢いで割って酔った勢いで新しいスマホを発注。AQUOS sense9 8GB 256GB、通常価格七万二千円の表示なのに、クレジットカードの決済は六万五千円ぐらいだったような気がする。どういうこっちゃ?

でも結局、七万二千円でした。

七日

最近アニメ三昧の気がする。アニメ漬けになっている間に、まさかの自民党総裁選からの高市相場で円安が進んで日経平均が爆上がり。

しかしそれって要するに額面上の株価がどんどん上がっているだけで、円の価値がみるみる失われているだけではないのか。物価がますます上がって、貯金の価値がめりめり減る。かくして円の価値が失われる。

ふと、子どもの習い事とかクラブとか試合とか、そういうことに思いを馳せる。いったい何のためにやるのだろう。だってやればやるほど、負けて、挫折して、自分の限界を知って、自分の平凡さを思い知らされて、自分が弱いことを、何事をも実現しえない人生だと悟らされて、ただただ、落ち込むことになるだけなのに。

春にはマザーボードからのほぼほぼ全交換でWindows11対応したものの、今だにWindows10で運用している。何かアップグレードする気になれない。サポート期限が迫ってきているのは分かってはいるのだけれど。

九月

二十三日

Hさんと一緒に石切神社へ。手術の成功に感謝する。

夜、鈴木千里さんのトークイベントのことを知る。そうか。何か嬉しいな。復帰して欲しいな。ついちょっと前に、ようやく諦めたばっかりだったのに。

二十日

オークションに鈴木千里さんの衣装が出品されていた。

そりゃ興味ないこともないけれど、何かしら生きていてくれていることに安心したけれど、でもさ、やっぱりステージで踊り舞う姿を見たい訳で。

もう無理とは分かっていたけれど、衣装も売りに出すのだから……。

三日

今日はドラえもんの誕生日らしい。

というのは良いとして、仕事が忙しいのは良いとして、いや良くはないけど。

仕事が終わってから家で一緒にごはんを食べる。距離なく一緒になって、その涙を見る。

明日から入院するを見送る。

八月

二十四日

二十年程前、グローバリーという会社の株主優待で金貨を手に入れた。ふと引き出しから見つけて、当時は数千円の価値だったと思うが、今は金が値上がりしていることだし、これは売ってみるのも手かも知れない。

難波の商店街やらをうろついて、事前に買い取りの店をあれこれネットで調べていたけれど、ふらりと買い取りもしているジュエリーアリアなる店に入る。ぱっとルーペで見て、計量するでもなく、メープルリーフ金貨ですねと言われる。十分の一オンス。約三グラム。五万百五十八円也。

二十三日

今日も石切劔箭神社へ。本殿の前に手を合わせてから、百度石を回る。回るたびに本殿に向かって手を合わせ、お百度紐を一本折る。そしてもう一周、もう一周。様々な思いが溢れる。涙が溢れる。でも回るたびに落ち着くような気がする。一緒に回る人たちとともに、静かに祈りを続ける。百たび回って、最後に深く本殿に願う。

十九日

ガンはたぶんそれだけで大事であって、人の生き死にを左右する、というか、今や死因の第一に数えられるところである。

だけどそれは、ただ、きっかけであって、ガンに抗って生きることは大事だろうけれど、それで生きた後に、何のために、何のために生きていくというのだろう。そのために失うあれやこれを思う。

いや、それは元からなかったのだ。なかったことを今になって突きつけられた、お互いに。

僕は僕の所為だという。僕がそもそも原因で、押し進めて、止めなくて。でも君は君が待っていてと言ったからという。互いに、それは、言うて詮無いことである。ただ、時間が流れただけで。

先に死ぬことが怖いと思っていたけれど、先に死なれることがもっと怖い。だとしたら、いっそ先に死んでしまえばいいのだろうか?

少なくとも今にちまで、生きていてくれて、そばにいてくれて、そのことに感謝する。それ以上はたぶんない。これ以上はない。これが最上なのだから。

九日

石切劔箭神社。石切さん。でんぼの神様と知られ、癌封じとしても知られる。

ふと見ると、地元の商店の人だろうか、荷物を持った男が、鳥居の前を横切ろうとして、ひとたび立ち止まって本殿に向かって、一礼。ふとそれを見ていつもに増して厳かな心持ちになる。

本殿の前には百度石があって、色々な人々が真剣な眼差しでお百度参りをしている。いや、まだ早い。お百度参りは、まだ早い。

本殿で手を合わせる。神頼み、しかできない。何か涙があふえてきてしまう。

自分で思っているよりも心が追い詰められていたのかも知れない。それを教えてもらえたから、来てよかったのかも知れない。祈りも通じたら、もっといいのに。

五日

アニメ「タコピーの原罪」全六話を見た。第一話から余りの衝撃、タコピーの余りに無邪気な言動にイライラしながら、このやるせない気持ち、これは子どもの世界だけど、それは大人になっても同じで、社会になっても同じで、国と国の争いだって同じで、生きるって辛いことだらけで、悲しいことだらけで。

四日

代休がたまたまHさんの通院、紹介状を持っての初診の日となったので、付き添って行くことにした。色々と思うこともあるけれど、やはり命あってのことだろう。そうだろう。

子を産めなくなる体になることが悲しいと、産みたかったと、子が欲しかったと。そしてあなたの遺伝子を残したかったと。

そんなあれもこれも今更だ。今までできなかったことを今更言っても仕方ない。ずっと前に進めなかったこと、それが答えなんだから。今更だ。今更言っても戻らないから。本当は僕もずっと思っていたのに。今まで言えなかったのに。今更だ。今更だ。

今更だけど、今更だけど、だけど、でも、元を返せば、元を辿れば、時を遡れば、たぶん原因はこの身にあって、

僕の所為だ。僕の所為だ。僕の所為で、僕の所為で、こんなことになってる。あんなことをして、それを取り返しもできず、ただ自己弁護を重ねて、時だけが過ぎて、何もできず、何もなせず、結局それは僕の所為だ。そんな僕の所為で、僕の所為で、君が泣いている。君が泣いて、涙を流している。僕が泣かせてしまった君は、だけど、もう、

……こんな夜は、ピアノの調べを静かに奏でて、この身を慰める。

三日

晃生ショー、本日の香盤は、ゆきみ愛→巴→永瀬ゆら→ake→目黒あいら。色とりどりの演目が楽しい。

ななせさんのDJ OKONOMIな演目は、初めてストリップ劇場に入った広島で見た演目で、そのときは中盆も回っていたように思いいたって、何かしんみり。すっかり広島の街を訪れることもなくなった今日この頃。ななせさん2回目のポールを使ったステージもかっこよくって素晴らしかった。

目黒あいらさんは交通事故に遭ったと?

二日

今宵、肌を合わせて、一緒になっときの、あなたの涙、

心に刻まれ今も残っている。

七月

三十日

本業が忙しい上に、手伝い仕事も次々とやってくる。何だこれ。そして手伝い仕事に引退勧告を受けて、それは喜ばしいことだとは思うんだけど、少し経って思うと、何て失礼なんだと。これまでやってきてあれやこれは、何だったんだと、後からじんわり腹が立ってきて、それを言うと「おっそ」と評され、怒ること自体は否定されず。

そんな中において、更に人事異動でも無茶な課員の異動を命ぜられて、いやいや、それってそもそも違法じゃないん?という声も虚しく、立場としては、とりあえず何とかするしかない訳だけれど、何で敢えてここをいじってくるのか。新種のいじめか。

この前の代休を今日の午後休に当てたら、今年度初めて平日に休もうとしたら、親戚のお通夜に行くことになって遊びどころではなくなった。しかも朝から津波でどうたら騒がしい。そんなに儂が休むんはあかんことなんだろうか。許されないことなんだろうか。世の中のためにならないんだろうか。

それでも振り切って休むことにする。と思っていたら、Hさんから病院の検査結果で急な呼び出しで、ああ、うん。子宮内膜がん。子宮を取ってしまったら……ごめんねと。

ああ、もう色んな気持ちが溢れてきて。

でもさ、何だかんだで、あなたのお蔭で楽しい人生だったな。確かに後悔はあるけれど、それでもこれ以上もない人生だった。

悟りにも似た究極的な答えにまで至ってしまう。

十三日

今日も昨日に引き続き仕事で。まさかの中学時代の同級生に出くわして。こっちは気づかんかったけど、向こうから話しかけられてしまったぞよ。恥ずかしい中学時代の何とか教とか言われて、たまらんて。

髪型も変わってないし顔も変わってない。確かに中学時代から変わってないな。髪型も途中変遷あったけど戻ったし。ただ老けただけで。

でもその同級生が零歳児がいると聞いてびっくりした。とりあえず、おめでとうと言ったけど、この歳で子どもかあ。夢があるようなないような、うらやましいような、そうでもないような。成人する頃には何歳になってるんだろうとか思うのは余計なお世話か。

割と早く終わったのでアベイルに。昨日から発売開始のコリラックマ・コラボ・グッズを見に行ったら、まだ在庫があって、迷いつつリラックマとコリラックマのぬいぐるみをレジへと持っていく。いずれか一点までと申し訳無さそうに言われる。せっかくでしたらお揃いで欲しいですよね、と同情の言葉にあわててコリラックマを棚に戻しに行き、小悪魔リラックマをお迎えいたした訳で。 [133673]

十二日

土曜日だが出勤。この土日は出勤。来週の土日も出勤予定。いったいぜんたい何連勤なんだろうか?

しかし顧客向けの説明会に社員が客の立場で来て、しかもまっこう勝負で会社を否定しにかかってくる。いやいや、何だそれ。立場を考えろよ。こっちも立場でこの場に立っているだけなんだがね。辞める覚悟はあんのかい? まさかないのに、そんなことしてるんじゃないよね?

今更ながらにアニメ「魔法科高校の劣等生」を見始めたたんだけど、まさかのド直球のリアル兄妹ものだったとは! しかも同級生設定。す、すばらしいじゃ、あ〜りませんか。

六日

こんなに暑いのに、まだセミの鳴き声が聞こえてこない。どことなく物足りなさを感じる。いや、暑いのは嫌いだし、セミも嫌いなんだけど。

二日

二週間ほどずっと右腕が痛いまま。痛みもそうだが痺れもあって気になる。大丈夫だろうかと不安になってきたので、仕事終わりに近所の整形外科へ。骨に異常はなし。五十肩と思うと言われる。昔も同じ診断で、それは反対の左だったらしい。でも、何か、そのときと違うように思うんだが……。

あと、この病院、もう何かすごい昭和なにんよね。受付のガラガラとするガラス窓とかノスタルジーあふれる感じ。あと個人情報もへったくれもない開放的な感じ。引退したおじいちゃん先生が横でずっと息子の診断を見ていて、ときどき口出しするし。息子って言ってもたぶん五十代ぐらいと思うけれど。その場でセカンドオピニオン状態。


『或阿呆の日記』 制作・著作/香倉外骨  2003/01/09初出  #135721
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