トップページ / されど我が詩集

人生

弱々しい木を通り
今を進みつつ
過程を思い返すと
良がないと思うほど
苦難がある
何のためにあるのかが
認識できないが
ここを歩いているから
乗り越えて来た
考えて行くと
善悪の判断ができず
愉快であるけれども
不安になる

優劣というものは
地平線と同じで
上下はあるけれど
区切りははっきりしないと
感じながら
この道を終わる

香倉外骨(1995/12/30)

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