トップページ / されど我が詩集

帰り道

春の雪降るほどの日
新しい友と行く道
強く風が鳴り
空黒くなり行く

交わす言葉無く
力使わず進み行けば
さよならのみ言い
去って行く

風益々強くなり
紙くずが空を舞う
春の雪降るほどの日
独り舞いを見る一人

香倉外骨(1996/04/12)

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