トップページ / されど我が詩集

迷走

あんなに泣いたのに
これだけ満たされたのに
どうして空しさが---

曲がりくねった道の左右は
ずっと続く田畑
右手には電車が走り
左手には山々が連なる
そんな青空の風も
どこか冷たい

それでも
時は音をたてて
近づいてくるのだ

香倉外骨(2001/10/14)

/ 目次 /


制作・著作/香倉外骨  Since 2001/10/22
無断転載を禁じます。 リンクはご自由にどうぞ。
Copyright © 2001 Kagura Gaikotsu. All rights reserved.