トップページ / されど我が詩集
長く苦しいマラソンが 寒い小雨の中始まった 多くの選手は自ら 華やかに走り始めた 当然苦しかった 走者は苦しさの余り 止まろうとした だが駆けて行く 今止まる事は容易でも 再び走り出すのは不可能 僕はまだ 半分の地点さえも見えない いや、見えないから進むのかもしれない
香倉外骨(1996/03/01)
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