トップページ / されど我が詩集

僕が地球になる時

天知らぬ雨が
ひとしずく
頬を伝って
枕を濡らした

涙はいつしか乾き
空気となって天へ昇る
僕の一部が空になった

雲は流れ
雨が降る

この星に生きる全ての者は
身を削って恵みを創る
雨を降らせる為に
僕は生きているのだ

香倉外骨(2004/03/27)

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