トップページ / されど我が詩集
踊る白い人形が 刀を振り上げて 口を紅に染める 人の血は 油にまみれた鉄の味がするという 大地から集めた土たちの その黒い液体は 何にでも化ける魔法の元 使えば消える魔法の元を巡って 人は争い消えていく 踊る白い人形は 鋭く折れた刀で 自らの首を切る
香倉外骨(2004/11/20)
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