トップページ / されど我が詩集

天使

一条の光が余を照らす
けれど暗い
何も見えない
天使は来ず

天使はビルの上で
羽を休めて
退屈凌ぎに
人に希望を見せるという
けれど天使は来ず

余は夢を見た
大自然の中で
土と暮らす一生
けれど天使は夢を与えるだけで
姿を現すことは決してない
だから闇を進む

香倉外骨(2001/11/23)

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